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今すぐじゃないけどね。

今回の旅行では色んな人に出会った。
その中には日本人もちらほら。

50代男性絵描き
骨董市をやってた公園で絵を描いてた画家。
「日本には帰る家も無いから」
なんて言ってたが、嫁いでいった娘が二人居るらしい。
親父の面倒ちゃんと見てやれよなって思うけど。

まぁ、本人幸せそうに絵を描いて食って行けてるみたいだから良いけど。
ギャラリーの世話にはなりたくないし、自分の絵を持つ人位は自分で選びたいと言う。
日本人と日本語で話すのが好きなんだけど、リスボンには日本人少ないから、嬉しかったみたい。
気に入ってくれた様で、「何かあったら連絡しろ。すぐ飛んで行ってやるから」
って電話番号と住所を教えてくれた。
いや、さすがにパリまで来てくれなくても・・・素直に嬉しいです。
リスボンでも寄れる家が出来ました。


50代男性の旅人
11月にスペインからスタート。
ポルトガルを北から流してる所で出会った。
これからモロッコに渡り、アルジェリア、チュニジア、そしてイタリアへ船で渡る。
アルジェリアのテロ組織は2年前くらいにアル・カーイダ傘下に入ったはずなので、気をつけて欲しいところ。
3月までを予定しているので、時間があればギリシャまで南下するかもしれないとの事。
とってもシャイで口下手なので世界中旅してる様には思えないんだけど、省エネで良いのかも。
別れ際に肩叩いて、「またな!」って言ってくれました。

20代前半女性
夜のロッシオ広場で向こうから声をかけてきた。
何でも、安くてとっても美味しいお店を見つけて感動したので、教えたかったとの事。
パリに居ると疑心暗鬼になってしまう為、「新手のペテンか?」なんて思ったが、
ただの「良い子」だったw
俺はリスボンの事を何も調べずに行ってしまったのだが、
彼女は「明日帰るから」と、ググってプリントアウトしてきたリスボン情報を渡してくれた。

ポルトガルで見かけた日本人は圧倒的に女性一人という構成が多かった。
最近の大和撫子というのは、アクティブで、タフで、感心させられますね!
ヒースロー経由で17時間30分かかるらしいよ。俺には真似できないね。
皆笑顔の素敵な子達で心地よいですな。
日本にこんなに良い子達居たっけw
少なくともパリでサントノーレ付近をウロついてるのはゴミみたいな奴らばかり・・・

まぁ、とにかく話してて快い人達ばかりでした。
日本人って、本来は穏やかで朗らかで良い人達なんでしょう。
日本は狭くて肩が当たる様な距離で生きてるから、ストレスの溜まる社会になってるけど。

そんなこんなで旅行熱が出てきてしまったというか・・・
時差ほぼ皆無で欧州中旅行できる訳ですから、こんなに恵まれた環境って無いよね。
(リスボンへは2時間30分。時差1時間。チュニジアやモロッコにも2時間で行ける。)

パリでウロウロしてるのは勿体無いな。
フランスの田舎も魅力的だから、来年のバカンスはフランス縦断旅行。
で、2年目のバカンスで、イタリア、スペインを2か月位かけて周る。
合間に北欧へ行き(ミカ・ハッキネンの母国フィンランドが良いな)
最後のバカンスはアフリカ大陸に上陸しよう。
フランス語圏が多いから、何とかなるだろう。
モスクワやドバイにも興味はあるが、日本から直行便飛んでるし、焦って行く必要は無い。
後はイギリスへ行くかどうか・・・まぁ陸続きみたいなもんだから、ちょっと空いた時間にでも行ってくるか。
stigって一体誰なんだろう・・・

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山があれば登りたくなる。
地平線が見えればその向こう側が見たくなる。
ポルトガルの海を見ているとそういう感情が自然と湧いて来ました。

俺もエンリケ航海王子の下、ヴァスコ・ダ・ガマや諸先輩方に続かなくてはいけませんね。

いっちょ世界を制しに行くとしますか!

※追記
後日リスボンの画家さんに電話をしてみました。
彼は晩年の武者小路実篤とも同じ会に所属していたとの事。知り合った時には車椅子だったみたいだが。
藝大もそうだけど、日本の絵描きの世界ってのは、もうただの権力争いやってるだけだから・・・
あんな奴ら本当どうしようもないよな。作家自身もギャラリーも日展やら二科展やら・・・モダンアートだって大して変わらねぇし・・・どこかに本当の芸術家が居たら教えて欲しいもんだ。
才能ある人材が報われない構造というのはどの業界も同じですね。特に日本の場合。

年寄りらしく色々褒めてくれたり、助言をくれたり。
「君は若いのに主観に囚われず、客観的に、物事をとても高い所から見れている様だ。
しかし、パリには向いてないんじゃないか?もう少し素朴な土地でじっくり考えてみてはどうだろう?」

高校の先生にも言われた事がある。コクトーかカフカの様になれるならそれも良いだろうね。
でも、自分と静かに向き合える環境に浸ってしまうと、「自殺」という結論を導き出す人が多いんだよね。
俺が知る限り「人生」って奴と真摯に向き合っている連中ほど「孤独」や「苦悩」に愛されてしまっている。
毎日ハッピーに暮らしてる奴ってのは、余程脳が天気なのか、自分さえもうまく騙せる賢しい奴のどちらかだ。
俺が尊敬する人は決して幸せな人生を送って無い人ばかりなので、意識的に避ける事にしてます。


もう一つ。
「日本人である事に縛られる必要は無い。世界に生きる一人として頑張ってみたらどうか」
う〜ん・・・やっぱ見える人には見えるって事だろうか。俺自身無理してるって事かね?

わがままで自己主張の強い人間への憧れは常にある。
俺は本質的には一歩引いて客観視してしまう人間だ。
年寄りはそういう所を高く評価してくれるんだが、俺は悟りを開きたい訳じゃない。
むしろ、人の業を象徴する様な生き方の方に憧れる。
ブッダでもガンジーでも無く、ナポレオンやヴァスコ・ダ・ガマの方が格好良いじゃないか。
男の子なら分かるだろ?

でも、生まれつき背負わされてる運命ってのはあるかもしれないな。
足掻いても足掻いても、自然と本来歩むべき道に引っ張られる。
新しい事を始めれば始める程、自らの根源的な部分に気付かされてしまうのですよ。
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